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2009年4月23日 (木)

台風を操る技術って禁止されていたんじゃなかったっけ・・・

 先週末に紹介した宇宙太陽光発電を開発している、アメリカのソーラーエン社が、この技術を応用して台風を操作する技術を開発し、アメリカで特許申請しているという話題がTechnobahnが報じている。

 詳しくは、以下のサイトをご覧いただくとして、簡単に技術の概要を説明しておくと、宇宙空間に設置した太陽電池パネルで発電した電力を地上に送信するの使う電磁ビームを台風の内部に照射すると、台風の内部の温度が高まり、台風の勢力が減衰するというのだ。

 実際にやってみて、その効果が確かめられたので特許申請に・・・というわけではないだろうから、そこまで効果があるのかわからないが、そもそも台風を操作する技術って禁止されていたんじゃないかったか・・・。

 そこで、少しネット上で調べてみると、1978年に発効した、「環境改変技術の軍事的使用その他の敵対的使用の禁止に関する条約」(略称は「環境改変技術の軍事利用禁止条約」・・・。そんなに略していないようだが・・・)で禁止されているようで、(※)のサイトに

環境変更技術の軍事利用禁止とは,現在あるいは将来開発される技術により自然界の諸現象を故意に変更し(例えば地震や津波を人工的に起こりたり台風やハリケーンの方向を変える),これを軍事的敵対的に利用することを禁止しようとするものである。

 と紹介されている。

 ちょっとわかりにくい文章なのだが、その前後を含め、よくよく読んでみると、台風を操作する技術を研究開発することまで禁止しているわけではなく、あくまでも台風の操作技術を軍事的に利用することのみを禁止しているようなので、今回のソーラーエン社の特許申請は条約に抵触するということではなさそうだ(私の記憶では、世界気象機関(WMO)が台風操作の技術を研究すること自体を禁じているようなことを聞いたことがあるんだが・・・)。

 とはいえ、日本は水資源の一部を台風によってもたらされる雨雲に頼っている以上、台風の勢力を減衰させる技術の開発っていうのは、要注意事項になるんじゃないだろうか。

 現在のアメリカとの外交関係を考えると、アメリカが日本に対して敵対的に台風を操作する技術を使うとは思えないが、台風の操作技術が開発されたとなれば、将来的に有事の際、日本にやってくる台風の勢力を事前に減衰させ、降雨量を減らすことで、水供給を混乱させるなんてことを考える国があらわれても不思議はないだろう(考えすぎ・・・?)。

 まぁ、ソーラーエン社の技術が、どの程度の効果を持っているのかわからない以上、なんとも評価しようがないわけだが、台風を操作する技術は、軍事転用可能な技術であるわけだから、この技術の特許申請にともなうアメリカ政府の対応は注視しておいたほうがいいかもしれない。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200904211540

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/bluebook/1977_1/s52-2-4-2.htm(※)

 ではでは・・・。

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