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2009年6月29日 (月)

ヤギの放牧で休耕田の雑草対策! イノシシ食害を防げるか?

 現在、仕事では細胞や遺伝子を扱う、ライフサイエンス関連の研究成果を紹介する記事を書くことが多くなっていますが、大学では動物行動学に関わっていたこともあって、20代の頃は野生動物関連の記事を書くことが多かった。

 今でも、時々、そうした記事を書くことがあるので、情報収集のために野生生物保護学会の大会にも参加するようにしているのですが、ここ数年、何度かイノシシの食害対策のために休耕田でウシを放牧するという取り組みの研究成果が発表されていた。

 森に隣接した休耕田が荒地化して、森と畑地の間にバッファ(緩衝地帯)ができることにより、イノシシが畑地に出やすくなったため、休耕田でウシを放牧することで、適度に草刈がされて、イノシシが出没しにくくなるとともに、ウシの臭いはイノシシを忌避することがあるということだったのだが、同じようにヤギも利用できるという記事が産経新聞が掲載していました。

 詳しくは、以下のサイトをご覧いただくとして、簡単に記事の内容を紹介しておきますと、茨城県笠間市で休耕田でヤギを放牧しようとしているのです。元々はウシの放牧を目論み、実証試験的にウシの放牧を実施していたようですが、地域の特性からウシの手配が難しかったようで、ヤギを利用するようになったといいます。主目的は雑草対策ですが、ウシよりも臭いが強いヤギを利用することで、イノシシへの忌避効果も期待されているようです。

 ただ、ヤギの放牧となると、ちょっと気になるのが、逃げたヤギの野生化です。管理された休耕田での放牧なので、簡単に野生化させてしまうことはないんでしょうが、小笠原諸島のように、野生化したヤギが自然な植生を荒廃させてしまうようなことはないかと少し心配になってしまいました。

 ヤギは放牧を実施する笠間市では、ヤギが電気策を飛び越えるほどの跳躍力をもっていることから、ヤギに首輪を付けて放すことを予定しているようなので、大丈夫だと思いますが、野生化したウシの問題はほとんど聞いた事がない一方、野生化ヤギの問題は小笠原以外でも聞いたことがあるだけに、ちょっと気になってしまいました・・・。

http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090626/ibr0906260243000-n1.htm

 ではでは・・・

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コメント

畑に猪が寄り付かなくなった分 今度は山の草木が危なくなる

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