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2009年6月12日 (金)

新型インフルエンザ WHOがフェーズ6を発表したけど・・・

 新型インフルエンザですが、WHOの警戒水準をフェーズ6に格上げした。

 ここ最近、日本の報道は鎮静化ムードになってきているけれど、感染は静かに拡大しているし、オーストラリアやチリなど、現在、冬になっている南半球の国々では、さらに急速に感染が拡大しているようで、WHOもフェース6に格上げするしかなかったのだろう。

 ただし、今、警戒水準がフェース6に格上げされてもどうもピンとこない。

 というのも、今回の新型インフルエンザは、季節性インフルエンザと比べると、致死率、感染力ともに高いと言われているようだが、この冬にさんざん紹介されていた、鳥由来のN5H1インフルエンザウイルスの高病原性と比べると、いささか拍子抜けしてしまう。

 過去の感染例では、N5H1インフルエンザウイルスの致死率は6割だったわけで、それと同じぐらいの病原性の新型ウイルスが来るぞ、来るぞと紹介され続けたことを思い出すと、今回の新型インフルエンザの致死率0.4%には、「なぁ~んだ、その程度なの?」と感じた人も多いのではないか・・・。

 それでも死者は出ているわけで、警戒すべきなのは間違いないんだろうが、警戒水準が最高レベルのフェース6に格上げされたのにはやっぱり違和感を感じてしまうのだ。

 そこで、今一度、WHOのウェブサイトを覗いてみて、この警戒水準の定義を確認してみたら、やはり感染が拡大しているかどうかを示す基準でしかなく、そのウイルスの病原性については考慮していない。

 ならば、感染が拡大しているかどうかを示す、現行の基準以外に、ウイルスの病原性を示す基準があっていいんじゃないだろうか。

 例えば、「新型インフルエンザウイルスの感染拡大はフェース6に格上げしますが、病原性のリスク評価はフェース4のままです」とかね。このフェーズ4ってのは、まったく勝手に書いた例えなので、その意味は問わないでいただきたいのだが、今後、ウイルスが病原性を変化させることも想定すると、こうした表現のほうが、我々が直面しているリスクを正確に理解できると思うんだが、どうだろうか。

 今後、感染の拡大が終息に向かったところで、病原性は高まったとしたら、今の基準でWHOはどう表現するのかも気になるところだ。

 病原性は高まっていても、感染は終息に向かっているなら、現在の基準なら、フェーズは格下げってことになるはずだろう。そこで、「フェーズは格下げしますが、リスクは高まっています」なんて言っても、うまく伝わわらないんじゃないか。やっぱり、感染拡大を示す基準のほかに、病原性を示す基準を示し、新型インフルエンザウイルスが持つリスクを一般の人々に正確に伝えられるようにしたほうがいいだろう。

 まぁ、WHOの担当者が、このブログを見て、警戒水準を改正しようなんてことはないだろうけど、今日、WHOが警戒水準をフェーズ6に格上げされた報道を見て、こんなことを考えたってわけだ。

http://www.who.int/csr/disease/avian_influenza/phase/en/index.html

 ではでは・・・。

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