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2009年7月12日 (日)

アメリカ自然史博物館が絶滅危惧種の遺伝子の保存事業を開始ました

 生物の遺伝子資源を保存する事業では、古くから植物の遺伝子サンプルとなる種の保存事業がすすめられてきました。例えば、イギリスのキュー王立植物園のシードバンク(種銀行)は有名ですが、日本でも農林水産省所轄の研究所で、農業品種のシードバンク事業が進められていますね。

 じゃ、種として保存できない野生動物はどうかっていうと、Technobahnに、アメリカ自然史博物館とアメリカ国立公園局が、絶滅危惧種の体細胞を収集し、液体窒素で冷却保存する事業を開始したと報じています(以下のサイトをご参照ください)。

 動物園では、ズーストック事業として、生きた個体の継代繁殖を進め、遺伝子資源の保存を進めていますが、これでは飼育できる個体数に限界があるため、同一種類内での遺伝的な多様性の確保には限界があります。その点、体細胞としての保存なら、保存できる遺伝子サンプル数は飛躍的に向上するわけで、遺伝的多様性の確保も期待できますね。

 日本も環境省の委託を受けて、国立環境研究所が、遺伝子サンプルの保存事業「環境資料タイムカプセル」を進めているようですが、どれほど進んでいるんでしょうか。保存資料のリストは公開されていますので、念のためウェブサイトのアドレスを紹介しておきます(※※)。

 過去の報道(※※※)では、トキ、ツシマヤマネコ、リュウキュウアユなどの絶滅危惧種のサンプルを保存していくと紹介されているし、カプセル事業のサイトでも、そのことを謳っているんですが、公開されている保存資料のリストは、環境資料ばかりなんです。できれば、絶滅危惧種の保存状況も公開してもらいたいところですが・・・。

http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200907081635&lang=

http://www.nies.go.jp/timecaps1/ (※※)

http://www.japanfs.org/ja/pages/023467.html (※※※)

 ではでは・・・。

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