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2009年8月13日 (木)

不老不死のベニクラゲ 若返りに3度成功!

 皆さん、ベニクラゲというクラゲをご存じでしょうか?

 傘の直径は数mmほどの小さなクラゲなんですが、実は、このクラゲ、不老不死なんですよ。正確に言うと、「不老」ってのはちょっとおかしくて、老いる(というか成長する)んだけど、若返ることができるクラゲとして、クラゲ研究者、クラゲ愛好家の間ではけっこう有名なクラゲなんですよ。

 じゃ、どうやってベニクラゲは若返るかなんですが、これをご紹介する前に、クラゲの基本的な生活史を解説しておいたほうがいいですね。

 通常、クラゲは、受精卵から、プラヌラ、ポリプ、ストロビラと成長していき、親クラゲになります。図を見ればすぐにわかると思いますので、「クラゲ 生活史」をキーワードに、Googleで画像検索してください。きっといい解説図がヒットしてくると思いますよ。

 で、一般的なクラゲは、親クラゲになったところで、有性生殖して受精卵を作って、そこで死んでしまうのですが、ベニクラゲはポリプの状態に戻ることが知られているんです。だから「若返りする」、「不老不死する」と言われているのです。

 こうしたベニクラゲの若返りは、イタリア、レッチェ大学のボエロ博士によって世界で最初に報告されたのですが、日本では京都大学瀬戸臨海実験所(和歌山県白浜町)の久保田信准教授が、日本産のベニクラゲでも同様の若返りが起こることを報告しています。その久保田教授が、何度若返るのかを試すという実験を行ったという記事を、紀伊民報が報じています。

 詳しくは以下の記事を読んでいただくとして、簡単に記事内容を紹介しておくと、5月に沖縄で採取したベニクラゲのうち、1個体がポリプに戻ったというので、それを和歌山の実験所に持ち帰って、飼育してみると、このポリプから成長したクラゲのうち、一部が再びポリプに戻ったんです。そても2回も・・・。つまり、沖縄での若返りと合わせて、合計3度もの若返り。すごいですねぇ~。

 記事では、「若返りの究明と応用の共同研究に活かしたい」との久保田准教授のコメントを紹介しています。だったら、若返りの分子メカニズムは明らかにされているのかなぁ。何度も若返りができるって聞くと、すぐに「テロメアはどうなっているんだ? テロメラーゼに伸長しているのか?」との疑問が頭に浮かんだんですが、気になるなぁ・・・。記事では、そのあたりまでは触れられていないんですが、分子メカニズムまで研究しているんでしょうねぇ。調べてみようかな。

http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=173353

 実験を行った久保田准教授のウェブサイトです。

http://www.benikurage.com/

 ではでは・・・。

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