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2010年2月19日 (金)

保護策としてスマトラトラのペット飼育の容認が検討されているんだけど・・・

 野生動物を保護していく上で、最も大きな課題としているのが生息地の保全といえるでしょう。

 野生動物を野生のままに保護するとなれば、健全な生息地を維持していくことが求められるわけですが、限られた土地を人間も利用するわけですから、十分な面積の生息地を確保することは決して簡単なことではありませんね。

 そこで、動物園での飼育個体を継代繁殖させることで種の絶滅を回避していこうという取組みも実施されているわけですが、動物の限られたスペースで遺伝的な多様性を維持できるだけの個体数を飼育し続けることもまた簡単なことではないわけです。

 1つの動物園で飼育できる個体だけで継代繁殖を続ければ、いつかは近親交配させてしまうため、動物園どうしで個体を貸し借りするブリーディング・ローンも行われていますが、決して十分とは言い切れないでしょうね。

 そうした課題への対策の一環なのか、インドネシアで、絶滅が心配されているスマトラトラの保護策としてペットとして飼育することを検討しているとCNNが伝えています。

 スマトラトラは、現在の野生の個体数が400頭程度と推定されており、絶滅の危機に瀕しているわけですが、森林の不法伐採やプランテーションの拡大で生息地を失って、非常に危うい状況にあるようです。そこで、10万ドルの補償金を払い、十分な広さの庭を確保できる人物に限って、スマトラトラをペットとして飼育すること容認するということなのですが、どうなんでしょうか。

 前述のとおり、動物園で飼育される個体で種の保存を図っていこうと言う取組みが行われ、「ズーストック計画」と言われているので、個人的には「ペットストック」による種の保存もあってもいいと思うんですよ。本気で・・・。でも、今回の記事ではペットとして飼育を容認する条件について、保証金と飼育スペースしか書かれていないのでちょっと気になるんですよね。

 ペットとして飼育される野生動物を種の保存に生かそうとする場合、計画的に繁殖の機会も与えていかないといけないといけないですよね。ただ「ペットとして飼育していいですよ」ということになれば、その個体の繁殖の機会を失わせることになるわけですから、種の保存のためとはいえなくなってしまいます。

 多頭飼いすればペットとして飼われている個体にも繁殖の機会を与えられるかもしれないけれど、そのためには厳密な血統管理も求められ、必要に応じて個体の貸し借り(ブリーディング・ローン)も必要となると思うんだけど、今回のペット容認に、そうした制度が組み込まれるのかどうか・・・。記事では伝えていないだけに気になりますねぇ。

http://www.cnn.co.jp/science/CNN201002160035.html

 ではでは・・・。

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