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カテゴリー「ペット」の記事

2009年7月 2日 (木)

猫の「毛の色」と「性格」って関係あるのか?

 体の姿形だけでなく、性格も遺伝的な特徴であることは、多くの研究によって明らかにされているわけだけど、ちょっと気になる記事が、オリコンに紹介されていました。

 いつもながらに詳しくは、以下のサイトをご覧いただきたいんだけど、オリコンの記事とはいえ、元々はベネッセコーポレーションの『ねこのきもち』という雑誌が実施した、飼い猫1000匹を対象としたアンケート結果がネタ元になっているんですが、毛の色と性格は関係がると紹介しているんですよ。

 例えば、黒と茶が混ざった縞模様の猫(「キジトラ」って呼ぶんですね。初めてしりました)は、慎重で警戒心が強い性格だそうで、これは猫の祖先といわれる野生のリビアヤマネコに近い毛色を受け継いでいるからだというんですね。また、黒一色の黒猫だと友好的な性格なんだそうです。

 1000匹ものネコを対象としたアンケート結果なので、一つの傾向を示しているのかもしれないけれど、ネコの飼い主がアンケート調査に答えているわけで、ネコの性格の判定基準はかなりいい加減なものでしょう。

 ある人でも「温和」と思われる性格のネコでも、別の人から見れば「攻撃的」なんて思えるケースもあったかもしれないし、円グラフで示されている、個々のネコの回答分布をみると、結構分散していて、毛色に関係する特徴といってしまうのは無理があるんじゃないかと思えるんですが・・・。

 例えば、慎重で警戒心が強いとされるキジトラでも、最も多い回答は「甘えん坊」の34%で、以下、「怖がり」23%、「おっとり」10%、「フレンドリー」と「活発」9%、「暴れん坊」と「クール」4%となっています(以下略)。一方、有効的だとされる黒猫も、「甘えん坊」の回答が最多で35%で、以下、、「怖がり」18%、「フレンドリー」10%、「クール」10%、「活発」9%、「暴れん坊」9%、「おっとり」7%となっています(以下略)。率直に言って、このデータじゃ、毛色と性格が関係あるとは言えないと思うんですよ。

 ネコと違って、イヌの場合、様々な使役に活用される関係から、東京大学、北海道大学、岐阜大学などで、遺伝子と性格の関係の研究が進められており、例えば、盲導犬に適したイヌの遺伝子は何かってことも言えるようになってきているようですから、そうした研究者に、このアンケート結果について取材して論評を聞いてこればよかったのに・・・と思ってしまいました。

 アンケートを実施した『ねこのきもち』編集部としては、科学的な根拠を導き出そうとしていたわけじゃないのかもしれないわけで、重箱の隅をつつくようなことをしなくてもいいと思われるかもしれないけれど、実はYahooのニュースサイト(科学ニュースのところ)で、タイトルを見て、飛びついちゃっただけに、余計にがっかりさせられたんですよ。

 それにオリコンの記事だと、メンデルの遺伝の法則を持ち出して、ネコの毛色と性格は遺伝子の影響を受けると紹介しているんだけど、だからといって、ネコの毛色と性格が関係しているとは言えないでしょう。

 まぁ、ネコの毛色と性格の関係の科学的根拠については、血液型性格判断程度と考えておいたほうがいいのかもしれませんね。

http://life.oricon.co.jp/67338/full/

 ではでは・・・。