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カテゴリー「映画・テレビ」の記事

2009年10月27日 (火)

テレビ朝日のiPS細胞特番、ご覧になられました?

 みなさん、25日に放送された「人体再生~iPS細胞山中博士の挑戦」(テレビ朝日系)をご覧になられましたか?

 私が記憶してる限りでは、iPS細胞のことを直球勝負で扱った民放の番組って、これが初めてだったのではないでしょうか。まぁ、ニュース番組の中で短く紹介されることはあったとは思いますが、今回は1時半半の特番ですからね。これほどのボリュームの番組はなかったでしょう。

 私自身、テレビの科学番組の制作にも、時々、関わっているのですが(この番組には関わっていません。宣伝じゃないですよぉ)、実はライフサイエンスの話題って、ディレクター、プロデューサーたち制作人からあまり受けががよくないんですよ。

 というのも、ライフサイエンスの話題って、説明が難解になりがち、撮影できる画が派手じゃない(細胞の顕微鏡映像じゃ画に迫力はありませんからね)、原理説明でCGを多用しないといけない・・・などなどの要因が関わって、遺伝子だとか、細胞工学だとかっていう話題での番組制作は敬遠されてしまうんです(あくまでも私が経験に基づくものですが・・・)。

 ですから、たとえ再生医療を扱うとなっても、最先端のiPS細胞の話題よりも、皮膚から皮膚を大量に培養するといった、すでに実用化段階にあるものを紹介することになるというわけです。実用化段階にあれば、培養された組織の画を撮れますし、その医療で助けられた人の話も聞けますから、画的には多少派手になるってわけです。

 で、今回の場合は、製薬会社の一社提供ということで、スポンサーの意向も受けてのことなのか、iPS細胞で全面展開の番組となったのかもしれません。それに、時期的に、山中教授がノーベル賞を受賞するかも・・・という想定も少しはあったんじゃないかなって思ってしまうのは、私だけではないんじゃないでしょうか。

 では、その内容ですが、実に良心的な内容だったと思いますよ。

 さすがに、どんな知識レベルの視聴者でも見られるようにと、山中4ファクターの遺伝子名は紹介されていなかったのですが(いきなり、Klf4とか、c-Mycとかって紹介してもチンプンカンプンですからね)、山中4ファクターを探すために、24の遺伝子を導入して、1つずつ減らして、皮膚の細胞を脱分化させるために重要な遺伝子を探していくという手法については丁寧に紹介しておりました。

 というわけで、こういう番組が民放でももっと増えるといいんですが、やっぱりiPS細胞というブレイクスルーがあってこその番組ってことなんでしょうかねぇ。

 地上波の放送を見流した方も、31日にBS朝日で再放送されますので、BSデジタル放送見られる方は、ぜひご覧ください。

http://www.tv-asahi.co.jp/taisho-ips/

 ではでは・・・。