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カテゴリー「ロボット」の記事

2010年1月12日 (火)

世界初!セックスロボットの開発が発表される

 ロボット技術の研究開発が進展すれば、様々な用途での利用を目的としてロボットの開発が期待されるわけですが、この程、世界初のセックス・ロボットが開発されたとAFPが伝えています。

 いつものことながら、ニュースの詳細については以下のサイトをご覧いただきたいのですが、トゥルー・コンパニオン社という民間企業がセックス・ロボット“Roxxxy(ロクシー)”を開発し、ラスベガスで開催された“AVN Adult Entertainment Expo”で発表したとのこと。つまり、高性能の“ダッチワイフ”が完成しましたよってことが発表されたというわけですね。

 ただ、このRoxxxyを開発したダグラス・ハインズ氏は、トゥルー・コンパニオン社を設立するまでは、ベル研究所で人工知能を研究していたという経歴の持ち主のようで、Roxxxyにも人工知能の技術が取り入れられているっていうんですが、その性能はいかほどのものなんでしょうか・・・。

 セックスロボットというからには、いかにユーザーに性的興奮を与えられるかが、性能の評価する最大のポイントとなると思うんですが、こればっかりは使ってみないことにはわからないですし・・・。いちおうユーザーの趣味趣向に合わせて、あらかじめ用意された5つの性格を選択できるっていうんだけど、そもそも、その性格をRoxxxyがどれほど実感を込めて再現してくれるのか、気になりますねぇ。

 例えば、“Frigid Farrh(フリジッド・ファラ)”と題された性格は、つつましやかで恥ずかしがりとのことなんですが、機械的な音声で「恥ずかしいわ」なんていわれても、個人的には萎えちゃうんですが・・・(こんなことを書いていること自体、ちょっと赤面ものですね)。

 それに、Roxxxyはインターネットへ無線接続していて、ソフトウェアのアップデートやテクニカルサポートを受けられるようになっているようなんですが、これに加えユーザーがカスタマイズしたパーソナリティー(人格)は、トゥルー・コンパニオン社のウェブサイトを通じて、ほかのユーザーと共有できるっていうんですよ。でも、個人的にこういう趣味はないので、あまりいただけないですねぇ。

http://www.afpbb.com/article/economy/2681159/5145669

トゥルーコンパニオン社のウェブサイトでも紹介されています。

http://www.truecompanion.com/home.html

 ではでは・・・。

2009年8月 7日 (金)

生活支援ロボットの実用化を目指したプロジェクトがスタート

 世界に先駆けて二足歩行ロボットを開発するなど、日本のロボット研究が世界のトップクラスであることは周知の事実だと思いますが、一般家庭での生活支援ロボットの実用化となると、私は悲観的な印象をもっていました。

 というのも、ロボットの動きを作ることについては多くの優れた研究成果が得られていても、ロボットを一般家庭に持ち込んで働かさせるとすれば、まだまだ開発すべき課題は多いと感じていたからです。

 例えば、3月に行われた新しいヒューマノイドロボットHRP-4Cを発表する産総研の記者レクに参加している時でも、周囲が少しざわざわしただけで音声認識機能がうまく働かない場面が何度かあり、雑音も多い普通の生活環境にロボットを導入するには、まだまだ課題はあるなぁ~っていう認識を新たにしたところでした。

 HRP-4Cに搭載されている音声認識機能が、最先端技術のものなのかどうかわからないので、短絡的に「音声認識機能はまだまだだ」と判断できないとも思いますが、過去、雑音ばかりの環境でも利用者の音声を認識して動くロボットを見たことがないので、一般家庭で使ってもらうというのは難しいのかなって思っているんですよ。

 ただし、研究者は介護をはじめとする生活支援ロボットの実用化に向けた意気込みは大きなようで、新たな研究プロジェクトを開始するようです。このプロジェクトで核となるのが、生活支援ロボットの普及に必要不可欠な、安全技術、安全基準の確立でして、今後、5年間での確立を目指すというのです。

 詳しくは、以下に紹介するウェブサイトをご覧いただきたいのですが、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産総研の共同プロジェクトで、(1)生活支援ロボットの安全性検証手法の研究開発、(2)安全技術を導入した移動作業型(操縦が中心)生活支援ロボットの開発、(3)安全技術を導入した移動作業型(自律が中心)生活支援ロボットの開発、(4)安全技術を導入した人間装着(密着)型生活支援ロボットの開発、(5)安全技術を導入した搭乗型生活支援ロボットの開発の、5つの研究を推進していくようです。

 プロジェクトの中心になっているのはNEDOと産総研ですが、日本自動車研究所、労働安全衛生総合研究所、名古屋大学、日本品質保証機構、日本ロボット工業会、パナソニック、トヨタ自動車などなど、さまざまな研究機関、業界団体、ロボット産業関連企業が参加しています。

 まぁ、今回のプロジェクトは安全性を検証するための手法を開発する(1)以外は、すべて安全性技術の開発が主目的になるので、製品開発的な意味合いをもったものではないようですが、近い将来の製品開発に向けて、必要不可欠な課題だけに注目に値するでしょう。

 特に自立型の生活支援ロボットの安全性技術の開発に取り組む(3)については、ロボットが自律的に動く中で安全性を確保していくことっていうのは結構、高いハードルの目標だと思いますので、今後の研究の推移は、発表があればチェックしていきたいと思います。

http://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/press/EP/nedopress.2009-08-03.7279018007/

 ではでは・・・。

2009年7月31日 (金)

BMIでロボットを操作 認識率が何%になれば実用化できる?

 タイトルに書いたBMIっていうのは、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ブレイン・マシン・インターフェイス(Brain Machine Interface)の略称で、脳波などの脳が発した信号を検知して、ロボットなどの外部装置を動かそうとする技術です。BMI以外では、マン・マシン・インターフェイス、ブレイン・コンピュータ・インターフェイスなんて言われることもありますね。で、そのBMI研究の新しい成果を、Robonableが紹介していましたので、このブログでも触れておきたいと思います。

 詳しい記事の内容は以下のサイトをご覧いただくとして、記事内容を簡単に紹介しておきますと、長岡技術科学大学工学部の中川匡弘教授らが、センサーを装着したヒトが、何らかの感情を想起しただけで、ロボットを動かせるようになったというんです。

 「怒り」や「喜び」といった感情を抱いた際に生じる脳波を計測、解析して、制御信号にしてロボットを動かすと説明がされているんですが、感情を想起してから0.1秒程度でロボットが動きだし、認識精度は高く、約95%にも上るっていうんですから、なかなかすごい。

 こういった研究成果はしばしば発表され、このブログでも4月の上旬にATRやホンダが開発したASIMOを動かすシステムを紹介したけど、あれも認識率は90%以上だったんじゃないかな。

 でもね、この認識率ってどの程度まで上げれば実用化できるんでしょうか。

 今回の研究成果のように「認識率95%」と言われると、私自身、「すごい!」って思ってしまうわけですが、自動車で右にハンドルを回しているのに、5%の確率で左に曲がる自動車なんてありえないわけでしょう。右にハンドルを回せば、100%の確率で右に回るわけで、そうならなかったら故障した車ですよ。

 実際問題、自動車のように事故を起こせば他人に危害を加えてしまうものは、操作者の動作が100%正確に伝わらないと、危なっかしくて使えないわけで、ロボットの操作だって、90%とか、95%っていう精度では、実用化できるものじゃないんでしょう。例えば、介護ロボットをBMIで動かすなんてことを考えると、ロボットの誤動作で介護対象の人に危害を加えてしまうなんてことも考えられうるわけですからね。

 まぁ、現在は技術開発の過渡期になるということなんだろうけど、BMIというシステムが本当に100%を実現できるのかどうか・・・。ちょっと気になります。私自身、BMIには興味はあるし、過去、何度か取材したこともあるけれど、「本当に実用化できるものなんだろうか?」と疑問を感してしまいます。

 と、今回はちょっと悲観的なことを書いてみました。すみません。

http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090721-ab25.html

 ではでは・・・。

2009年7月 1日 (水)

尺取り虫のように動くゲルロボットを開発!

 世界に先駆けて二足歩行ロボットを開発するなど、日本は世界のロボット研究をリードしていることはご存じのとおりなんですが、現在、動力源として主流のモーターでは、さらなる高機能化は難しいんじゃないかって声もあります。

 私自身、過去、ロボット研究者への取材でも、「モーターでは限界があり、人工筋肉などの新しいアクチュエーターの開発が必要だ」なんて話を何度となく伺った経験があるんですが、そうした次世代ロボットの動力源になるんじゃないかと思われる、これまでにない動力源が開発されたというニュースを日刊工業新聞が報じていました。

 詳しくは、以下のサイトをご覧いただくとして、簡単に記事内容を紹介しておくと、早稲田大学の橋本周司教授の研究室が、溶液中を尺取り虫のような動きで移動する自律移動するゲルを開発したというのです。

 このゲルは高分子物質だけで構成されており、物質内で起こる化学反応をエネルギーについって動くようで、将来的には既存のロボットとはまったく異なる動力源をもった「化学ロボット」を開発したいとといいます。

 残念ながら、日刊工業新聞の記事は文字情報だけなので、どの程度、動けるものなのかはわからないので、橋本教授の研究室のウェブサイトを覗いてみると、ありました、ありました! 自律移動ゲルの動画が! ロボットは動いているところを見てこそ、その実力を実感できると思いますので、ぜひぜひご覧ください(※のサイトで見られます)。

 尺取り虫のように弓なりになったロボットが、ゆっくりと動いている様子が紹介されています。10秒足らずの動画中で、移動できる距離はごくわずかなんですが、着実に歩を進めている様子には微笑ましささえ感じてしまいました。

 この自律移動ゲルを動力源としてきびきび動くロボットを開発するのは、まだまだ先の話になると思われますが、モーターに代わる新たなアクチュエーターの一つとして、今後の開発の進捗を見守りたいと思います。

http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620090629eaag.html

http://chemical.ninja-x.jp/kenkyunaiyou.html(※)

 ではでは・・・。

2009年5月29日 (金)

これでアルファブロガーの仲間入り?

 政府が策定を進めている「宇宙基本計画」に、二足歩行ロボットによる月面探査が盛り込まれようとしていることを、過去2回、このブログで批判したが、パブリックコメントでも、同様の批判を相次いだようで、そのことを毎日新聞やJ-CASTニュースが報じている。しかも、そのニュースをYahooがトップニュースで扱い、さらに、このブログのことまで紹介したので、今日の13時台から一気にアクセス数が増加してしまった。

 ブログを始めて2か月ほどで、科学関連の話題でしか記事を書いていないから、アクセス数は決して多くない。多少、定期的に覗いてくれる方がいらっしゃるのか、新規の更新を続けたくなるぐらいにアクセスしてもてらっているが、それでも多い日でアクセス数は100件程度。ここ2週間程度の平均は70件程度だった。

 しかし、Yahooのトップニュースに挙げられたものにリンクが張られると、一気にアクセス数が増加し、率直に言って、驚いている。0時~11時までの1時間あたりのアクセス数は0件から3件と、普段よりも少なめに推移して、12時台になって10件と、ちょっと持ち直したのが、13時台になったとたんに210件。14時台は380件ものアクセスをいただいた(ありがたいことです)。

 “アルファブロガー”と呼ばれている方々が運営されている有名ブログと比べれば、時間あたり、200~300件のアクセスなど、まだまだ少ないのかもしれないが、1日の総アクセス数が100件に満たない地味なブログを書いている身にしてみれば、驚くのも仕方がないだろう。

 で、毎日新聞、J-CASTニュースだが、基本的に論点は、私が以前に書いたブログと同じなので、今一度触っることもないだろう(というか、今、このブログ記事を読められいる方は、先にJ-CASTニュースの記事を読まれているんでしょうね)。

 ただ、J-CASTニュースの取材に対して、戦略本部がコメントしているので、これには触れておきたい。一部抜粋して引用すると、「(前略)我が国が得意とする特徴あるロボット技術であること、将来の有人探査を視野に入れたとき、人間に近い形状が意味を持ってくること(後略)」ということなんだが、私にはこれもちょっと的外れに思えてしまうのだ。

 宇宙開発に限らず、二足歩行ロボット(というか、ここはヒューマノイド・ロボットと言い換えたほうがいいかもしれないですね)を開発する意味合いについて、人間が働く環境で利用することを考えると、人間型のロボット(ヒューマノイド・ロボット)であるほうが都合がいいということが言われている。この点については、かつて私も肯定的に受け入れていたが、産総研が開発したロボットがフォークリフトを操縦している様子の写真を見た時には、大いに疑問を感じてしまったのだ。

 ロボットがフォークリフトを操縦していること自体は、技術的にすごいことだろうから、評価しないとしけないのだろうが、この写真を見た時、これならヒューマノイド・ロボットを開発しなくても、フォークリフトをロボット化すればいいと感じてしまったのだ。そのほうがずっと技術的なハードルは低く、役立つものができるんじゃないだろうか。

 遠い将来、鉄腕アトムやドラえもんが実現するならともかく、これからの20、30年のうちに発展するであろうロボット技術なら、ヒューマノイド・ロボットに人間の作業を手伝ってもらおうとせず、現在ある工作機器をロボット化したほうがよっぽと有効ではなかろうか。

 だから、月面探査に二足歩行ロボットを活用するという方針が示された時、産総研のロボットがフォークリフトを操縦している時と同じ違和感を感してしまったというわけだ。

 結局、同じ批判の繰り返しになってしまったようだが、1時間に300アクセスもいただいたので、その御礼も込めて、書かせていただいた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090527-00000011-maiall-soci

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090529-00000000-jct-soci

 ではでは・・・。

2009年5月12日 (火)

ヒューマノイドロボットHRP-4Cの記事を書いています

 今週に入って締切が立て込んでおり、新たなブログの執筆ができていないのですが、宣伝だけでも・・・。

 今、書店に並んでいる「子供の科学」2009年6月号で記事を書いています。

 2ページだけですが、産業技術総合研究所が発表したヒューマノイドロボットHRP-4Cを紹介しています。発表になったのが3月中旬なので、いささか遅くなってしまいましたが、月刊誌のサイクルに合わないと、こうなってしまうのでご了承ください。

 この他、トピックスのページ(コカトピ)でも、いくつか短い記事を書いています。

 ご一読いただければ幸甚です。

 ではでは・・・。

2009年5月 8日 (金)

次世代ロボットの動力源の主流は、伸縮可能な靭帯様機構になるか?

 数年前、あるロボット研究者を取材していた時、人間並みの高い運動能力をもったロボットを開発しようとすると、現在、多くのロボットの動力源に採用されているモーターに代わって、人工筋肉などの新しい動力源(アクチュエーター)を開発する必要があると語っていた。

 確かに、しなやかでありながら瞬発力がある動きを実現するには、現在の主流のモーターでは難しいだろうなと思えるのだが、National Geogrphicのニュースサイトに興味深い記事が掲載されているので、紹介したい。

 ここで紹介されているロボットハンドは、バージニア工科大学ロボット工学研究所(Robotics and Mechanisms Laboratory)が開発したもので、「伸縮する靭帯を持つ空気で動かすロボットハンド(Robotic Air-Powered Hand with Elastic Ligaments)」との正式名称から、RAPHaELとの略称で呼ばれているようだ。

 その正式名称から察せられるように、それぞれの指を動かす靭帯様機構は、圧縮空気を詰めたタンクにつながっており、操作者は空気圧を制御することで、手の把握動作が作られる仕組みになっている。

 せっかくだから、その動きを見てみたいと、Youtubeで検索してみたところ、ちゃんとアップされていたが、これがなかなかしなやかな動きをしている。以下にアドレスを紹介しておくので、ぜひご覧いただきたい。

 生卵を割ることなく優しく握れる動きも注目に値するが、特に私が注目すべきは、指の細さだ。各関節にモーターが搭載されていないので、この細さが実現したのだろうと思うが、空気圧で制御された靭帯様機構で、こうした動きが作られたというのは、今後のロボット開発の方向性を示しているように思えるのだが、いかがだろうか?

 ただし、National Geogrphicの記事の冒頭にある「ロボットの器用さに関して言えば、“RAPHaEL”はほかのロボットより一歩先をいっているだろう」という論評はどうだろう・・・。

 Youtubeの映像では、ものを把握する動作しか紹介していないので、なんとも評価しずらいが、日本のGifu Handや、NASA/JPLのRobonautのほうが、もっと器用な動きをしているようにも思うのは私だけだろうか・・・・

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2009050602&expand

http://www.youtube.com/watch?v=jdeYmwiqT5s

 ではでは・・・

2009年4月24日 (金)

ハノーヴァー・メッセで公開されたペンギン・ロボットはなかなか面白い

 現在、ドイツのハノーヴァーで開催されている「ハノーヴァー・メッセ」で、ドイツ企業のフェスと(Festo)が発表したペンギン・ロボットはなかなか面白い。

 日本だと、ロボットといえば、ヒューマノイド・ロボットの開発に傾倒しており、実用化を前提とした産業用ロボットはともかく、それ以外のロボットの開発はあまり注目されていない。魚型ロボットなんてのも開発されているんだが、メディアもあんまり紹介していないようだ。

 だから、このペンギン・ロボットも、ほとんどの日本のメディアはスルーするんだろうが、New Scientistのニュース・サイトで紹介している。

 そもそも、Festoは、空気圧機器のメーカーとしては世界トップクラスの技術を持っている企業のようで、ペンギン・ロボットも得意の空気圧機器技術を生かして作成されている。で、何が面白いのかっていうと、その動きが本物そっくりなのである。

 New Scientistのサイトでは、動画も見られるようになっているので、ぜひご覧いただきたいのだが、器用にフリッパーを動かして、ペンギンのように泳いでいるのだ。

 もちろん、ペンギンの泳ぎと、二足歩行を比べれば、二足歩行のほうが数段複雑な制御機構があって初めて実現するようなものだろうから、技術的な高さという面で、このペンギン・ロボットに使われている技術がすごいっていうつもりはないんだが、その動きが、生身のペンギンに実に似ているだけに、つい「すごい!」って思ってしまうわけだ。

 しかも、ボディ部分にヘリウムを重点にて、空を飛べるタイプのペンギン・ロボットも開発しているのだ。

 ペンギン・ロボットを開発した研究グループは、タコのような柔軟な動きができるロボットアームなども開発しているようで、併せてチェックしていただきたい(以下のサイトから別サイトに飛べます)。

http://www.newscientist.com/article/dn16996-bionic-penguins-take-to-the-water--and-the-skies.html

 ではでは・・・。

2009年4月 7日 (火)

ロボットに感じる気持ち悪さって何だ?

 先日、あるロボットの取材をしている際、研究者が「外観を人間に似せるすぎると、人間との動きの差異から、不気味にかんじられるようになる」ということを話されていた。

 確かに、このヒューマノイド・ロボットの不気味さというか、違和感はずっと感じていたことで、例えば、多くのヒューマノイド・ロボットが、中腰でひざを曲げて歩いているところには、違和感を感じていた。

 だけど、ロボットの動きに感じていた違和感、不気味さって、本当に外観に似れば似るほど感じられるものなのだおるか。確かに、ホンダのASIMOは、ひざを曲げて歩いていることには、若干の違和感を感じるものの、不気味という言葉で形容されるような感情を抱くことはない。中腰でひざを曲げているものの、ヒョコヒョコ歩いている姿は、コミカルにさえ感じられる。

 一方、二足歩行しているわけではないが、大阪大学の浅田稔教授らが開発しているCB2(CBはのChild-robot with Biomimetic Bodyの略 写真)なんて、私には不気味で仕方がなCb2 い。素材的にはソフトな感じだが(布?)、全身灰色で、頭髪もなく、外観的には人間に似せているわけではない。でも、このCB2にはいかんともしがたい不気味さを感じてしまうのだ。写真よりも動画のほうが、その不気味さがわかるから、ぜひYoutubeで、CB2の動きをご覧いただきたい。

 http://www.youtube.com/watch?v=bCK64zsZNNs

 http://www.youtube.com/watch?v=Z8ixJIfOD-s

 それに、二足歩行タイプのヒューマノイド・ロボットじゃないが、アメリカ国防総省の防衛先端研究計画局(DARPA)の委託を受けて、軍事利用を前提に民間企業のボストン・ダイナミックス社が開発を進めているBig Dog(下のイラスト)も、私には気持ち悪く感じられる。

 このイラストを見る限りでは、その気持ち悪さは伝わらないとは思うが、Youtubeで動いているところをみると、人間っぽい足の動きが、なんとも不気味さを誘うのである。特Boston_dynamics_bigdog に、以下のURLのYoutubeの動画の中ほど、凍結した路面で滑って、転倒しそうになる様子は、四足歩行ロボットながらなにか人間っぽさを感じてしまい、それが違和感を誘っているように思える。

 http://www.youtube.com/watch?v=W1czBcnX1Ww

 少なくともBig Dogは外観では人間とは似ても似つかないのに、違和感、不気味さを感じてしまうわけで(私だけが感じる違和感、不気味さかもしれないが・・・)、何が原因でロボットに違和感、不気味さ、逆に親しみ、かわいらしさなどを感じるののか気になるところだ。

 将来的にはロボットが私たちの生活空間や職場空間で利用されることを考えると、何がロボットに対する感情を左右するのかを、しっかり明らかにしておくことも必要なのではないだろうか。

 まぁ、CB2のような赤ちゃんロボットは研究用のプラットフォームであって、実用型のロボットになることはないだろうが、身近な空間でロボットが利用されるようになれば、不気味で、違和感を感じるものよりも、親しめて、かわいらしく感じられるロボットのほうがいいだろうし・・・。ロボットに対する心理学ってあんまり研究されていないように思うんだが・・・。いかがだろうか?

 上に紹介させていただいた写真、イラストは以下のサイトから引用させていただきました。

 http://sankei-kansai.weblogs.jp/photos/uncategorized/2007/06/12/dja00116g070611d.jpg

 http://www.jamesprovost.com/illustration/bigdog.php

 ではでは・・・。

 

2009年4月 4日 (土)

二足歩行ロボットによる月探査って・・・

 政府の宇宙開発戦略本部の専門調査会が、3日、開催された。そこで今後の国の宇宙開発に関する基本方針「宇宙基本計画」の骨子がまとめられ、複数のメディアが報じている。

 宇宙開発戦略本部のウェブサイトを覗いてみたところ、第2回までの議事次第は閲覧できるものの、昨日、まとめられた「宇宙基本計画」の骨子は紹介されていなかっため、詳細については、今後のアップを待つとして、報道を頼りに、その内容をチェックしてみると、1点、気になることがあった。

 それは、2020年頃をめどに無人の月探査を行おうとしていることなのだが、月探査自体を問題視しているわけではない。NASAやESAが有人宇宙飛行を目指していることを考えると、無人の月探査ってのは、なんとも夢がないなぁ~って思えるが、これまで日本の技術だけで有人宇宙飛行を実現させていない以上、約10年後とはいえ、無人を前提とした月探査となるのも仕方がないのかもしれない。

 じゃ、何が気になるのかというと、無人探査の担い手を、二足歩行ロボットにしようということである。

 率直に言って、「なんで二足歩行ロボットなの?」って疑問を感じてしまう。

 二足歩行ロボットの開発では、日本は他国の追従を許さぬほど、独走態勢にあることはご存知だろう。だからといって、月探査に二足歩行ロボットを・・・という理由がいまいちわからない(だからこそ、はやく3日の会合の議事次第をチェックしたいところだが・・・)。

 そもそも、月の引力は地球の6分の1程度とされているとなれば、すでに開発されている二足歩行ロボットでは探査に必要な運動能力を維持できるとは思えないのだ。

 地球にいるよりも体重が軽くなるわけだから、動力源に求められる性能は劣ってもいいことになるだろうが、引力が小さい環境での高い動作性能を得るための独自の開発も求められるだろう。

 しかも、火星の表面は「レゴリス」と呼ばれる、細かい砂礫で覆われているため、そこで動かす機械には、高い防塵性能が求められるだけに、複雑な構造となるであろう二足歩行ロボットってのが、最善の選択とは思えないのだが・・・。

 だったら、NASA/JPLが火星で運用しているマーズ・エクスプロレーション・ローバー(Mars Exploration Rover 下のCG)のようなロボットでもいいんじゃないか。

Mer  実際、JAXAでも、ローバータイプの月面探査ロボットの開発を進めている。私自身、過去、2度ほど、JAXAの一般公開で見学させてもらったことがあるが、なぜこれを使わず、二足歩行ロボットなんて話がでてきたんだろうか。

 といっても、月探査に向いた二足歩行ロボットの開発を進めること自体は否定しない。ただし、それはいくつもある候補案の1つとして開発を進めるだけであって、「宇宙基本計画」の骨子で、わざわざ二足歩行ロボットでの無人月探査を目標とするなんてことは歌わなくてもいいだろう。

 まぁ、今のところわかっているのは、いくつかの報道で紹介されている範囲のことなので、今後、宇宙開発戦略本部からの正式に「宇宙基本計画」の骨子が発表されたら、今一度、このブログでも、その内容を紹介しようと思う。

 宇宙開発戦略本部のウェブサイト

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/utyuu/index.html

 ※上の写真は、以下のサイトから引用しました

 http://mars.jpl.nasa.gov/mer/gallery/artwork/emerging_br.html

 ちなみに、私がJAXAが開発している月探査ロボットを見た一般公開が、来る4月19日に行われます。場所は、東京都調布市にあるJAXA調布航空宇宙センターです。例年通りであれば、月探査ロボットも見学できると思います。

 いちおう、一般公開を紹介している以下のサイトをチェックしてみると、公開する施設の項目に「月面掘削試験施設/月面模擬実験場」という一文がありますので、ローバーも展示されてでしょう。良かったら見学しに行ってやってください。

 http://www.ard.jaxa.jp/info/event/090419.html

 ではでは・・・。

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